アウトプレート工法のQ&A集。

Q&A

アウトプレート工法(以下OP工法という)に関するさまざまな質問にお答えします。また、ご質問、ご意見等は事務局までお問い合わせ下さい。

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他の工法と比較して、アウトプレート工法は、下部構造に影響を与えずに補強ができるのでしょうか。
アウトプレート工法は、主材料が炭素繊維プレートなので、非常に軽く、下部工に負担(影響を与える)をかける事がありません。
アウトプレート工法はコンクリート構造以外には適用できないのですか。
アウトプレート工法は鋼橋にも適用した実績があり、今後、下部工等への適用も期待されております。
橋梁以外の構造物への補強例はありますか。
橋梁上部工以外の適用例はありません。案として、大規模ボックスカルバートの補強、建築構造物の大スパンスラブ補強等が挙がっていますが、細部検討等が今後の課題となります。適用案をどんどんお寄せください。
鋼桁のRC床版主方向への補強例はありますか。また、適用可能ですか。
主方向の床版支間が通常4m以下であり、細目的に適用困難と考えられます。適用可能な支間長の案件(PC、RC床版にかかわらず)があれば採用できますが、そのような案件の引き合いはまだありません。また、橋軸方向の補強には適用可能ですが、床版厚さ等細部検討が必要です。
橋梁の主方向以外の適用例はありますか。
プレテンションPC床版桁の横締め鋼材の不具合に対して補強した事例があります。主桁下面および上面に配置し、横方向に軸力を与えました。ただし、橋面上に定着部を設置する必要があり、片側もしくは両側歩道の橋面形状の場合に適用可能です。また、RCアーチ橋の床組の縦横方向に配置して補強した事例もあります。
鋼桁の補強に適用した場合の防錆方法を教えてください。
保護カバーで覆う部分は、グラウトまたは発泡エポキシ樹脂の充てんを行い、それ以外の部分(固定プレート、定着ボルトなど)は、鋼桁の母材の防錆処理と合わせるのが基本となります。
アウトプレートの耐久性はおおよそ何年程度でしょうか。
橋梁の供用中(30〜50年程度)は問題ないのでしょうか。
アウトプレート本体は、塩害や紫外線に対しては問題ないので、外見上変状がなければ、供用中は問題ありません。
アウトプレート本体に対して、紫外線劣化等の影響は考えられますか。
炭素繊維は紫外線では劣化しませんが、変色防止のため仕上げ塗装を行っています。また、アウトプレート本体の促進暴露試験も実施し、安全性を確認しております。
維持管理などは他の工法と比べると必要ない方なのでしょうか。
主材料が炭素繊維プレートで、腐食せず、少ない材料で大きな補強が可能な工法なので、既存の鋼板接着工法、炭素繊維シート接着工法等と比較して、腐食対策、広範囲な維持管理等が必要なく、優位な工法と言えます。また、点検により、割れや切れ目などの変状が確認された場合は、取替えなどの適切な対策を検討してください。

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